パイクスピーク初挑戦にして総合2位と4位を獲得!
今回パイクスピーク初参戦でありながら、予選から好タイムをたたき出していた2台も無事にフィニッシュを果たしました。ファッジオーリ・レーシングの2名、#11 シモーネ・ファッジオーリ選手(40歳)は、このチームオーナーです。そしてもう一人のドライバーはスイス出身の#13 ファビエン・ボーダーバン(45歳)という2人です。
このチームは、ヒルクライムシリーズに現在は5台体制で参戦を続けていて、これまでに10回ヨーロッパのヒルクライム・チャンピオンに輝いています。そんな経歴を持っていて、ヨーロピアンタイトルの次に何をやろうということでターゲットとして定めたのが、このパイクスピークなのだということです。パイクスピークへは昨年視察に来て、参戦を決意。一年をかけてマシンを作ってきた。ヨーロッパのヒルクライムシリーズにはない高山でのレースということで、ずいぶん勝手が違うようです。
両名ともにパイクスピークは初めてというルーキーです。ボーダーバン選手は、自身が小さいころからアウディの活躍を見て育った、世界でよく知られている有名なレースだったので、このチームに入ったときからパイクスへの挑戦をしようとチームに提言していたようです。実際にパイクスピークのコースを走ってみると、3つのヒルクライムレースを走っているようだといいます。ボトムのテクニカルコース、ミドルのストップアンドゴーのコース、そしてトップのハイスピードコース、とその性格がすべて合わさったのがパイクスピークだというのです。
もちろんチームは「勝ち」に来ていて、シャシーとカラーリング以外はすべてパイクス仕様に変更してきたということです。車両は昨年まで、ロメイン・デュマ選手が使用していたのと同じNorma M20という車体(これは欧州シリーズ参戦と変わらず)。欧州シリーズでは、NAエンジン(ザイテックのV8-3Lエンジンを使用)ですが、今回は、日産の3.7L V6ツインターボ・エンジンをベースにチューンをして700馬力を後輪で発揮します。車重は680kgという超軽量マシンです。
今シーズンレースウィーク前に開催となった2回のタイヤテストにも参加しています。レースウィークに入り、練習走行では少々エンジントラブルがあったものの、予選から好タイムを出しています。「すべてがうまくいけば、ローブのタイムも抜けるはず」と言っていましたが、実際に決勝レースでは、ファッジオーリ選手が8分37秒230の歴代3位となるタイムでゴール。ボーダーバン選手も9分28秒254で9ミニッツクラブ入りを果たしました。
ファッジオーリ選手は「タイヤはよかったのに、セットアップが決まらず、そのため十分な性能を出し切れなかった。パイクスピークはとてもハードでエキサイティング。そして素晴らしい世界で一番情熱的なレースだ。来年もっとちゃんとした体制で戻ってこれるように準備を進めたい」とコメント。
来年の挑戦でどこまで記録が伸ばせるか、楽しみに待ちたいと思います。
今回パイクスピーク初参戦でありながら、予選から好タイムをたたき出していた2台も無事にフィニッシュを果たしました。ファッジオーリ・レーシングの2名、#11 シモーネ・ファッジオーリ選手(40歳)は、このチームオーナーです。そしてもう一人のドライバーはスイス出身の#13 ファビエン・ボーダーバン(45歳)という2人です。
このチームは、ヒルクライムシリーズに現在は5台体制で参戦を続けていて、これまでに10回ヨーロッパのヒルクライム・チャンピオンに輝いています。そんな経歴を持っていて、ヨーロピアンタイトルの次に何をやろうということでターゲットとして定めたのが、このパイクスピークなのだということです。パイクスピークへは昨年視察に来て、参戦を決意。一年をかけてマシンを作ってきた。ヨーロッパのヒルクライムシリーズにはない高山でのレースということで、ずいぶん勝手が違うようです。
両名ともにパイクスピークは初めてというルーキーです。ボーダーバン選手は、自身が小さいころからアウディの活躍を見て育った、世界でよく知られている有名なレースだったので、このチームに入ったときからパイクスへの挑戦をしようとチームに提言していたようです。実際にパイクスピークのコースを走ってみると、3つのヒルクライムレースを走っているようだといいます。ボトムのテクニカルコース、ミドルのストップアンドゴーのコース、そしてトップのハイスピードコース、とその性格がすべて合わさったのがパイクスピークだというのです。
もちろんチームは「勝ち」に来ていて、シャシーとカラーリング以外はすべてパイクス仕様に変更してきたということです。車両は昨年まで、ロメイン・デュマ選手が使用していたのと同じNorma M20という車体(これは欧州シリーズ参戦と変わらず)。欧州シリーズでは、NAエンジン(ザイテックのV8-3Lエンジンを使用)ですが、今回は、日産の3.7L V6ツインターボ・エンジンをベースにチューンをして700馬力を後輪で発揮します。車重は680kgという超軽量マシンです。
今シーズンレースウィーク前に開催となった2回のタイヤテストにも参加しています。レースウィークに入り、練習走行では少々エンジントラブルがあったものの、予選から好タイムを出しています。「すべてがうまくいけば、ローブのタイムも抜けるはず」と言っていましたが、実際に決勝レースでは、ファッジオーリ選手が8分37秒230の歴代3位となるタイムでゴール。ボーダーバン選手も9分28秒254で9ミニッツクラブ入りを果たしました。
ファッジオーリ選手は「タイヤはよかったのに、セットアップが決まらず、そのため十分な性能を出し切れなかった。パイクスピークはとてもハードでエキサイティング。そして素晴らしい世界で一番情熱的なレースだ。来年もっとちゃんとした体制で戻ってこれるように準備を進めたい」とコメント。
来年の挑戦でどこまで記録が伸ばせるか、楽しみに待ちたいと思います。