昨年2月から開始した先行開発車事業第3号試作車が完成し、SIM-Driveの記者発表会が行なわれました。SIM-Driveの試作車は、SIM-LEI、SIM-WILに続く3台目になります。
26社の参画でできあがった3台目は、SIM-CELと名付けられました。CELは、Cool Energy Linkの略で、EVを加えたエネルギーのスマート利用も対象とした、先行開発事業の結果ということで名づけられています。
基本的には、ダイレクトドライブ方式インホイールモーターと、コンポーネントビルトイン式フレームを採用しながらも、これまでの2台とは大きく異なり、「突き抜ける加速感」をコンセプトにハイパフォーマンス(車両の動力性能だけではなく、エネルギーのスマート利用という意味も込めて)が基本概念だということです。
車体重量の軽減も積極的に進めており、SIM-WIL比で2.7㎏減。新しいモーターを開発(850Nmへトルクアップ)し、0→100㎞/h加速は4.2秒を達成。さらに世界最高レベルの電力消費量となる91.2Wh/km(JC08モード)を達成したということです。 そしてEVのエネルギーを使ったサービス構想を確立ということで、スマート・トランスポーテーションという概念を取り入れています。目的別コンテナという発想で、家庭用と電池を共用化したり、コンテナの中にレンジエクステンダー用のエンジンを積んだり、燃料電池のFCスタックを積むようなことも将来的にはありうるのでしょう(大きさやタンク類はともかく)。また、エネルギーの相互利用サービスなどの展開もあるようです。
これまでの車両と比べて、非常に奇抜なデザインです。もっとも端的に表れているのは、シェブロンスポイラーという波型のスポイラー。これは空気のはく離音を抑えるとともに、空力的に非常に優れているというものです。Cd値(空気抵抗係数)は0.199を達成しています。また、トレッドはこれまでのナロートレッドからワイドに(SIM-WIL比でF:1405mm→1530mm/R:1375mm→1500mm)。そしてタイヤサイズも18565R15から195/55R16(ホイールも15×5.5Jから16×6J)へと変更となってます。
また、SIM-Driveの先行開発車事業第4号に関する発表も行なわれました。第4号は2月25日から2014年3月31日までの期間で、14社の参加。時代を画するインホイールモーターと4輪独立制御技術を投入するとしている。内容としてはこの3号車の成果を拡大し、新分野への挑戦も行なうとしています。(XaCARレポーター・青山義明)
26社の参画でできあがった3台目は、SIM-CELと名付けられました。CELは、Cool Energy Linkの略で、EVを加えたエネルギーのスマート利用も対象とした、先行開発事業の結果ということで名づけられています。
基本的には、ダイレクトドライブ方式インホイールモーターと、コンポーネントビルトイン式フレームを採用しながらも、これまでの2台とは大きく異なり、「突き抜ける加速感」をコンセプトにハイパフォーマンス(車両の動力性能だけではなく、エネルギーのスマート利用という意味も込めて)が基本概念だということです。
車体重量の軽減も積極的に進めており、SIM-WIL比で2.7㎏減。新しいモーターを開発(850Nmへトルクアップ)し、0→100㎞/h加速は4.2秒を達成。さらに世界最高レベルの電力消費量となる91.2Wh/km(JC08モード)を達成したということです。 そしてEVのエネルギーを使ったサービス構想を確立ということで、スマート・トランスポーテーションという概念を取り入れています。目的別コンテナという発想で、家庭用と電池を共用化したり、コンテナの中にレンジエクステンダー用のエンジンを積んだり、燃料電池のFCスタックを積むようなことも将来的にはありうるのでしょう(大きさやタンク類はともかく)。また、エネルギーの相互利用サービスなどの展開もあるようです。
これまでの車両と比べて、非常に奇抜なデザインです。もっとも端的に表れているのは、シェブロンスポイラーという波型のスポイラー。これは空気のはく離音を抑えるとともに、空力的に非常に優れているというものです。Cd値(空気抵抗係数)は0.199を達成しています。また、トレッドはこれまでのナロートレッドからワイドに(SIM-WIL比でF:1405mm→1530mm/R:1375mm→1500mm)。そしてタイヤサイズも18565R15から195/55R16(ホイールも15×5.5Jから16×6J)へと変更となってます。
また、SIM-Driveの先行開発車事業第4号に関する発表も行なわれました。第4号は2月25日から2014年3月31日までの期間で、14社の参加。時代を画するインホイールモーターと4輪独立制御技術を投入するとしている。内容としてはこの3号車の成果を拡大し、新分野への挑戦も行なうとしています。(XaCARレポーター・青山義明)